|
検索
最新のコメント
以前の記事
2011年 10月
2011年 09月 2007年 07月 2006年 12月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 おすすめキーワード(PR)
ファン
|
2011年 10月 06日
例によって中野先生の本で経済を勉強中。
「TPP亡国論」を読み終わったので、これから読む人のために章ごとに関連する話題についてのガイド(?)を簡単に書いてみたいと思います。 この本は新書で入手も容易ですし、中野先生の著作の中では読みやすい部類に入るので、入門者にもオススメです。 第一章 TPPの謎を解く 第二章 世界の構造変化を読む 第一章・第二章はTPPの問題に直接切り込んでいて、ニコニコ動画やyoutubeの中野先生動画で「予習」していたこともあって、スラスラと読めて頭の中に入ってきました。TPPの問題点をこれでもかこれでもかと(的確なロジックに基づいて)指摘しています。ステキです。中野無双をご堪能下さい。 第三章 貿易の意味を問い直す 固定相場制と変動相場制が、他国との貿易にどう影響するかという話に入ると、はたと立ち止まりました。ぼくにはこの分野の知識がない…… というわけで、「固定相場制」について調べてみました。で、分かったこと: 現在、中国は固定相場制を採用していることで有名です。1米ドル=6.83人民元付近で固定しているので、中国国内で6.83人民元稼ぐよりもアメリカで1米ドル稼ぐほうが容易なら、多くの中国の企業はアメリカで(輸出で)儲けようと考えるでしょう。 問題は、人民元が(固定レートで)安すぎることで、アメリカはこの点で中国を批判しています。 中国の企業が稼いだ外貨(米ドル等)に対して、中国政府は新たに刷った元と交換します(固定レートとはそういうルールだから)。こうして中国政府が外貨準備高を積み上げる一方で、元の絶対量は増えて中国国内はインフレに見舞われます。 そして、安い元を武器に中国が供給側になるということは、中国から物を輸入する国と中国との価格競争となり、その国の国内企業の収益は下がり、失業者も増えます。 中国の輸出企業、中国からの輸入企業が儲かる一方、両国の一般人は貧しくなります。(両国の社会格差が広がります) こういう構造を見ると、中国はGDPで世界第二位の経済大国などと言われても、空虚にしか聞こえませんね。「元が安すぎる」から起こったこれらの連鎖は、結局のところ、人々を幸せにしないのです。 固定相場制は、その本義から言えば、小国が自国の企業を為替の変動から守ったり、輸出競争力を確保するためのものらしいです。現に、日本でも戦後の経済発展の過程で固定相場制から変動相場制へと移行しました。 中国くらいの経済規模で、実情を無視した固定レートでこれを行うと大きな弊害が出てしまうということですね。 と、少々長くなってしまいましたが、こういうことを押さえておくと、第三章の最初でつまずくことはないでしょう。 第四章 輸出主導の成長を疑う キーワードは「底辺への競争」。 上に書いたように、その国の一般人を不幸にしないためには、どういう政策をとればよいかが書かれています。 こちらに書かれている議論なんかも参考になるかもしれません。 http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20070215/ 第五章 グローバルな世界で戦略的に考える 各国が自国が一番得意とするものだけを生産して、国同士で融通し会えば、すべての国にとって都合が良いという「比較優位」の考え方は、理論としてはシンプルで美しいのですが、現実には使い物にならないようです。 供給を相手の国だけに頼る危うさについては、中野先生は、本章以外にも動画サイト等で「戦略物資」という考え方で示されています。(例えば、オイルショックの時の原油や、現在のアメリカからのトウモロコシ等がこれに当たります) 第六章 真の開国を願う 歴史を紐解きながら、真の開国とは何かを論じています。 幕末の歴史が好きなら、この章から読むのもアリかもしれません。 # by textout | 2011-10-06 22:24
2011年 09月 28日
引き続き、憂国の官僚である中野剛志先生の著作で勉強中。
今回は、「国力とは何か—経済ナショナリズムの理論と政策」を読んで、個人的に感じていた疑問が解決されたので、ご紹介。 よくニュースで日本の財政の健全化を訴える人が「日本の借金は1000兆円以上」などと喧伝しているが、これに対して疑問を持っていた。日本政府が負債を負っているとしたら、その逆に資産を持っている人がいるはず。誰かの債務は別の誰かの債権のはずだから。日本国債を持っている人が日本政府にお金を貸しているのであって、1000兆円を国民の数で割って、一人当たりこれこれの返済義務があるみたいな物言いはおかしいのではないかと思っていた。 それと関連することだが、日銀の役割についても疑問に思っていた。 紙幣を刷ることができるのは中央銀行(日本では日銀)だけだが、日銀はお金を刷ってタダで政府にあげるとかはルール上できないらしい。 日銀は刷った円で市場の財(国債など)を買うことで市場に日本円を供給している。 言い換えると、市場にあるお金というのは、全て日銀からの“借金”で、その借金のカタとして日銀は国債その他の財を持っている。ということは、日銀に“借金”を返していくということは(「財政を健全化」するということは)市場からお金が減少していって、ますますデフレが進行するのではないのか? じゃあ「財政の健全化」とは、一体何なのか? これらの疑問の答は、第6章の「経済ナショナリズムとしてのケインズ主義」に書かれていた。以下でそのことについて述べたい。 中世の君主にとって国家財政とは、そのまま彼個人の富のマネジメントに他ならなかった。なぜなら国は彼のものだから。「財政の健全化」を行えば彼が富むことになる。もちろん経済が冷え込めば、彼の実入り(税収)は少なくなるので、その時々で適切な経済政策を行うだろうが、主眼はあくまで彼個人の富に向けられている。 日本を含む国民国家では、国は君主のものではなく国民のものである。 よって、政府・中央銀行・企業・一般家庭は全て国民のものであり、これらの会計をセットで考えるとプラスマイナスの帳尻は合っているので、例えば日本国民一人一人が借金漬けというような話ではないということだ。 政府の債務の大きさ(=市場へのお金の供給量)の過多は国民生活が円滑に運営されるかどうかで議論されるべきものである。 中央銀行は国民生活のために金融緩和や金融引き締めで、市場へのお金の供給量を調整する。 これを「機能的財政」という。 (言うまでもなく、デフレ下にある日本では、金融緩和で市場のお金を増やす必要がある) 一つ注意するとすれば、国債の担い手に外国人が多い(内国債が少ない)と、運用上の問題が生じる可能性があるが、日本の内国債は約95%と国際的にも極めて高く金融政策には何の支障もない。 なるほど。ぼくが思っていたようなことには「機能的財政」という名前が付いていたのか。 「財政健全化」を叫ぶ人ばかりが目立っていたためか、このことばは知らなかった。 先ほど、市場に供給されるお金を中央銀行からの「借金」に例えたが、もちろん日銀は君主や総裁のものではないわけで、この例えは比喩以上のものではない。 とすれば、この認識を欠く日銀の罪は重いだろう。いったいどこの国の誰のために金融政策を行っているのかと問いたい。 日本国民が経済にも政治と同程度の関心を持っていれば、日銀白川総裁は菅前首相と同じくらい嫌われているはずだ。 さて、平時での金融政策の目的は、物価の調整や完全雇用だが、今回の震災のような非常時にこそ金融政策は重要で、そのための手順についても第6章に書かれている。 それによると、まずは復興資金のために国債を発行して国民に買ってもらう。それで民間の資金需要を圧迫して金利が上昇するようなら日銀が市中の国債を買い上げることで金利の上昇を止める。その結果、インフレになれば増税や金融引き締めによって、市中のお金を減少させる。このように、副作用を抑えつつ柔軟に金融政策・財政政策を行うことができる。 なるほど。このような手順で復興資金のような急を要する予算にも対応できる訳だ。とすれば、デフレ下の日本で「復興のために増税」などと言う政治家や、「お金を刷ったらハイパーインフレになる」などと言う有象無象は経済のセオリーを全く分かっていないということだ。 まずは個人向け国際(復興債でもいいけど)を十分に発行して、国民が死蔵しているお金を出してもらうことが復興の第一歩なのに、なぜそれが速やかに行われないのだろうか…… 以上、個人的に一番感心した部分について書いてみたが、もちろんこれは本書の内容のごくごく一部である。 本書全体の概要はamazonとかを見てもらえれば分かるが(ゴメン。手抜き)、読者の興味の方向性によって得られるものは様々であろう。 というわけで、本書を政治・経済に関心がある全ての人にオススメしたい。 (追記)9/29 どうやら数字が最新のものではなかったようなので、変更しておきました。(論旨には影響ありません) あと、本文では日本国内の経済の収支についてのみ触れましたが、日本が世界一の対外純資産国ということも併せて考えると、日本人が借金漬けなどというのは、ますますもって事実無根といえるでしょう。 # by textout | 2011-09-28 16:14
2011年 09月 25日
最近は中野剛志先生の著作で経済について勉強中です。
で、表題の本ですが、プロローグでいきなり感動させられてしまったので、取り急ぎご紹介。 本書のタイトルを見て、現在の日本が長らく不況に苦しんでいる理由を求めるべく紐解いた人は、プロローグでいきなり答を得るでしょう。少し長いですが引用してみます。 一九九〇年代初頭のバブル崩壊以後、日本が邁進した構造改革のヴィジョンが、いわゆる「新自由主義」であったことは、既に広く認められている。周知のように、新自由主義は、「小さな政府」「民営化」「規制緩和」「自由化」といった主張を特徴としており、これに従って、行財政改革や経済構造改革といった一連の政策が進められたのである。 なお、脚注には、日本の八〇年代のバブル経済は現在とは逆に「インフレ時のデフレ退治」を行ってしまった結果であると書かれている。 う~ん、すごいなぁ。。。 どうしてぼくはこういう根本的な認識を欠いていたんだろう…… 「主流派経済学者」が間違った経済政策を唱え、マスメディアもそれを喧伝し、間違った政策が行われ続けたことが日本がずっと不況に苦しんでいる原因だと中野先生は指摘する。(構造改革論者は先生のほかの著作でも繰り返し批判されている) メディアで流される情報をなんとなく摂取していたぼくのような人間は真実を知らなかったわけだ…… さて、本書は上記の引用のような日本の現状分析はほんの序の口で、資本主義の構造そのものについて論じています。 プロローグでピンときた人はぜひ読んでみて下さい。 あ、あと「本文が主。引用は従」というルールからすれば、本エントリーは主従転倒を起こしていますが(笑)許して下さい。いい本なんで紹介したかったんです>< # by textout | 2011-09-25 14:11
2011年 09月 16日
開店休業中のブログを思わず更新。というのも久しぶりに信頼できる知識人を見つけたから。中野剛志という方である。
経済については、ぼくはまだいろんな論者の意見を聞いたり本を読んだりで勉強途中なんだけど、氏の基本スタンスである「経済ナショナリズム」という概念に一つの解答を見た気がした。 「政治経済」というくくりがなされることからも分かるように、正しい経済政策を行うには政治を知らなければならない。さらには歴史も知らなければならない。氏の言説を聞いているとそれが良く分かる。 「ニコニコ動画」にも動画が上がっているし、著書も新書を含めていくつかあります。 ぜひ見てみて下さい。 参照: ニコニコ動画 amazon # by textout | 2011-09-16 22:22
2007年 07月 21日
↑私の母校です。
http://megalodon.jp/?url=http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070720i107.htm&date=20070721194621 ↑私の母校です。。。 ・ほとんど更新していない当ブログですが、新聞の一面トップに母校のことが書かれているとなれば、更新せざるをえないというか。 ・それにしても、この学生、理系にもかかわらず、文系学部を含め73学部に合格とは、よほど優秀な生徒だったんでしょうね。 ・ハッキリいって(こういう生徒の出現は)統計誤差の範囲の出来事ですけど、長年学校運営をやっていれば、こういうことも起こりうるわけで。 ・ぼくの時代にもそういう人はいて、その人は、開学以来初めて早大に合格したそうです。 ・で、例によって、受験の際の学校説明会では、「早稲田をはじめ、有名大学に合格」みたいな宣伝をしてましたw ・「早慶をはじめ」とは言えないわけねw ・ぼくの在学時は(たぶん今でも)、いわゆる“進学校”ではなくて、地元のフツーの子らが通うフツーの高校でした。 ・ぼくを含め、当時の進学組の標準的は進路は「産近甲龍」レベルの大学であり、「関関同立」に合格できるのは、一部の優秀な学生だけでした。 ・当時のエピソードとして、受験期にぼくがちょっと“高望み”して、その「関関同立」の赤本を学校に持っていったら、「おまえには無理無理」みたいな感じで、英語の教師に皆の前でバカにされたことを覚えていますw ・ま、ぼくは最終的に一浪後に産大(京都産業大学)に進学したくらいの学力だったので、その教師の所感は正しかったわけですがw ・当時の高校のレベルとしてはそんな感じでした。 ・でも、すべり止めでうちの高校を受験してそのまま入学した人もいたわけだし、全体的なレベルとしては、決して低いものではなかったと記憶しています。 ・現在の、水増し無しの(笑)進学実績としては、2006年度、「関関同立」には、実数で33名が合格。ぼくの在学時には無かった国公立大受験のクラスが組まれていて、学内で最優秀レベルの学生が合格、という感じらしいです。 ・伝統の勝利というか、私立はどこもそうなのかもしれませんが、ぼくが在学していた15年ほど前に比べれば、生徒の全体的な学力は上昇しているようですね。 ・今回の件で、経営陣の倫理観の欠如は許しがたいですし、OBとしては憤りを感じます。 ・しかしながら、悪は悪として、あまり過剰に反応してほしくないなぁという気はします。 ・これで、来年度の受験者が減少したりすれば、結果的に受験の際の「お買い得校」になってしまって、それはそれで何か間違っているという気がしますしw (追記 07/24) ここ数日で、府が各校の合格者数の実態について調査を開始したとか、他校でも続々とこのテの不正が発覚したとか、関連報道をいくつか見ました。 一例として、今日付けの新聞記事にリンクを張っておきます。 http://megalodon.jp/?url=http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070724i205.htm&date=20070724173435 まあ、読んでいて楽しい話題ではありませんし、水増し合格問題についてはこれ以上追わずに、個人的な感想を書くことも打ち止めにします。 もし、後からこの問題について調べる必要が生じたような場合には、このエントリーが書かれた日付の近辺の新聞記事等をあたってみて下さい。 # by textout | 2007-07-21 19:47
2006年 12月 22日
見上げる夜空
光の矢 その光源に さそわれて 夜の道抜け 街並み通り 光を追って さそわれるまま ビルの屋上 そこはまぶしい 光のねもと だけどそこには 何もなく がっかりしながら 見上げる夜空 そこでは月が 光を放ち ここまでおいでと わらっていた # by textout | 2006-12-22 23:42
2006年 12月 22日
ある晴れた昼下がり
きのうあんなに降ったのに 道路はちっとも濡れてない なんだかやりきれなくなって 足は自然と公園に 思索は無為 思索は無為 敷き詰められた砂の上 歩くとしゃりしゃり音がする 土の音 水の音 思索は無為 思索は無為 意味もなく木が見たくなり 理由もなく花が恋しくなる 思索は無為 思索は無為 # by textout | 2006-12-22 23:40
2006年 12月 19日
久しぶりのブログ更新です。
もう12月です。師走です。先生ダッシュです。 年明けあたりからだらだらと更新でもするかとか思ってたんですが、 「yahoo!動画」の『名探偵ホームズ』が面白かったんで、急遽ご紹介。 http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00114/v00630/ wikiによると、本作の初期の演出は宮崎駿氏だそうで、どうりでクオリティーが高いと思いました。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E6%8E%A2%E5%81%B5%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA オタク向けに変に先鋭化していてる昨今のTVアニメと違い、本作は誰にでも安心して薦められる内容となっております。 オープニングも素晴らしい! 未見の方は、ぜひ。 # by textout | 2006-12-19 20:15
< 前のページ 次のページ >
|

